12月13日(水) 養護老人ホーム富士見園にて「令和5年度災害時想定食事提供訓練」を行いました。
今年で3回目を迎えるこの訓練は、大雪などの影響による通行止めで調理員不在の場合や災害時に、職員が非常食を使用し、入所者様へ食事を円滑に提供するための訓練です。
実際に去年は調理員が大雪により出勤できなかったことがありましたが、食事提供訓練を行っていたため、調理員が不在の中でも非常食をスムーズに調理・食事提供ができ、事前の準備や知識が役に立ちました。
今年も「もしも」の場合に備え、備蓄品を円滑に使用できるように非常食や厨房の使い方を確認します。
今回は実際に備蓄しているアルファ米炊き出しセット・豚汁缶・さんまの梅煮缶詰を使用し、訓練初参加の養護富士見園職員2名が厨房にて調理を行いました。食事を盛り付け、入所者様を誘導し食べていただくまでが訓練です。栄養士や施設長も立ち会いし、時にはアドバイスを送りながら、訓練はスムーズに行われていました。
量をみて「この非常食の量で災害時に足りるのか」、味の濃さを確認し「今後は水を増やすべきか」など、実際に食べられた入所者様の意見も参考にしながら今後に向けて検討しています。
毎年違う職員・メニューで行っている「災害時想定食事提供訓練」は、特別養護老人ホーム富士見園でも行っており、各施設で備蓄品について学んでいます。
今後も幅広い災害知識を身につけ、職員同士で話し合って知識を広げ、入所者・入居者様に安心と安全を提供できる施設づくりに努めてまいります。