今年度最後の開催となった、当法人主催の「第3回介護者教室」では、市立稚内病院 リハビリテーション科 作業療法士 係長 太田 緑 様を講師としてお招きし、「自宅で使える 介護技術のコツとポイント」をテーマに開催しました。
市民の皆様・福祉関係者様10名、当法人の利用者様・ご家族様10名、当法人職員26名が集まり、太田様のお話を聞きました。
正しい姿勢で楽に移乗させられる方法など、覚えておくと便利な知識やコツを学びました。
自宅で、他人の力を借りるまでではないが、一人でやるのは少し大変だという行為については、便利グッズを紹介して、今までと同じような生活を送れるようにアドバイスすることがあるそうです。
▲指先を使わずに、つめが切れる道具
▲2本指を使って、つかめる箸
実際に使用して比べると、通常3本指で使用する箸を2本指で使用できるが、小さい豆などになると、簡単につまみにくいです。
講師の方は、「この箸を使うときは練習が必要です」とおっしゃるほどです。 現代の日本では、高齢者の孤独死など痛ましい事件が後を経たない中、ハートフルTVで市立稚内病院の患者さんをとりまく専門家の連携が、先進的な取り組みとして紹介されました。
稚内の強みを活かし、「些細な事でも、近くの医療スタッフに相談してみる」ことが、在宅介護のポイントです。