6月20日(火)宗谷総合振興局にて開催された、
災害応急対策に係る訓練 防災講話「要配慮者対策及び避難所生活支援」において、
当法人実施訓練の発表の機会をいただきました。
「高齢者施設における防災対策について」と題し、
発表者は訓練時のコントローラーである、養護老人ホーム富士見園 山内正人施設長です。
近年、大雨による災害が頻発しており、関係機関相互における災害対応業務の習熟及び
連携・協力の構築や強化を図り、大雨災害応急対策訓練を実施し、高齢者及び障がい者入所施設の
入居者や在宅の難病患者の方の避難対応に焦点を当て、防災講話が行われました。
宗谷総合振興局・警察署・消防・自衛隊・社会福祉施設など様々な業種の参加者が集まりました。
当法人は自然豊かな景色を楽しめる施設と同時に津波や土砂災害など災害発生リスクが高い地域で
あるため、利用者や職員の命を守ること・被害を抑えるためにはどうすればいいのかを課題とし、
防災対策である避難所や備蓄品の確保だけではなく、自然災害時想定訓練の実施が最重要です。
自然災害時想定訓練とは経験したことのない大災害をイメージしリスクを可視化し、
参加者自ら考え、対応策を検討する災害図上訓練『DIG』を行うというもの。
実際の災害を想像しながら、各施設のスタッフと話し合い、施設の構造理解を深めることができ、
普段働いていても気づくことが出来ない課題や問題点などに気づくことができました。
また、外部立会者からも高い評価を頂くことができました。
今後はいざ災害が起こった際に何を優先し、行動・判断すべきなのかを考え、安心安全で
暮らしやすい施設であるために、利用者・職員の笑顔を守るために、災害に強い施設を目指したいです。
当法人の災害対策への取り組みを知っていただける機会となり、
多職種の災害対策についても知ることができ、防災について改めて考え直す機会となりました。